ゴルフを始める前に知っておきたい気になること
ゴルフを始めるには、まず基本的なルールを知ることが重要です。スコア計算やクラブの使い分けなど、一見難しそうな内容も、ポイントを押さえればすぐに理解できます。こちらでは、初心者が知っておきたいルールを分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ゴルフのプレー形式を解説
ゴルフのスコア計算は複雑そうに見えますが、基本を押さえればすぐに理解できます。まずは、2種類あるゴルフのプレー形式を簡単にご説明致します。
ストロークプレー
最も基本的なプレー形式です。各ホールの打数を記録し、全ホール(18ホール)の合計スコアが少ないプレイヤーが勝者となります。例えば、あなたのスコアが90打、同伴者が92打であれば、あなたが勝利です。実はスコアが100を切るがなかなか難しいです。

まずは100を切ることを目標だね!!
マッチプレー
18ホール全体のスコアを競うのではなく各ホールのスコアで勝敗を競い、勝利数が多いプレイヤーが試合全体の勝者になります。この形式は戦略性が高く、初心者でも楽しめるプレー形式だと思います。
ゴルフのスコアの記録方法
スコアの記録にはスコアカードを使用します。事務所でスコアカードと簡易的な鉛筆をもらうのを忘れずにしてください。余談ですが、ゴルフ場や競馬場でもらうことが出来る緑や白色の使い捨ての鉛筆的なものは「ペグシル」と呼ぶそうです。
打数やペナルティを正確に記録することが求められますが、初心者はミスしても周囲と相談すれば大丈夫です。また、スコアカードへ記入もしますが、ゴルフカートのディスプレイに得点を記録も忘れないようにしてください。スコア計算の基本を押さえることで、ゴルフの楽しさを一層感じられるでしょう。
ゴルフのペナルティに関する情報は下記の記事を参考にしてください。
ゴルフクラブのヘッドの形の違いは何?
ゴルフクラブにはさまざまな種類があり、使い分けを理解することがゴルフの第一歩です。ここでは簡単に大きく分けて3つの種類に分けて概要をご紹介します。初心者は見た目に違いがあるので、名称と用途さえ把握していれば、まずは問題なくゴルフをプレーできるはずです!
ドライバー
ドライバーはティーショット用で、ボールを遠くに飛ばすために設計されています。通常、クラブの中で最も長くヘッドが丸く、大きいのが特徴ですが、初心者には少し短めで扱いやすいモデルもおすすめです。
アイアン
アイアンは中距離や短距離のショットに適しており、特に7番アイアンは初心者が最初に練習すべきクラブとされています。見た目はドライバーと異なりヘッドは小さめで角度がついています。
※バンカーショット専用のサンドウェッジはアイアンと見た目が似ているので、混同しないよう注意が必要です。
パター
パターはグリーン上でボールを転がすためのクラブで、距離感と方向性のコントロールが重要な時に用います。ボールを上に飛ばす目的ではないため、ヘッドに角度はついておらずボールに平行に当たるように長方形に近い形をしています。
これからゴルフを始める方へのゴルフクラブの選び方など、より詳しいゴルフクラブに関しては、下記の記事を参考にしてください。





慣れてくるとなぜゴルフクラブを慎重に選ぶ理由が分かるはず(笑)



プレー中に他の人が何番のアイアンを使用するのかは聞いてはダメだよ!



確かに!何番を使うか、それ自体が戦略ですもんね!
ゴルフをプレーするにあたり必須の一般常識
ゴルフを楽しむには、基本的なルールやマナーを知ることが欠かせません。特に、プレーファストや服装ルールは、スムーズなプレーと快適なゴルフ体験のために重要です。こちらでは、初心者でもすぐに実践できる基本ルールを分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
プレーファストとは?
ゴルフ場で気持ちよくプレーするためには、スムーズな進行を意識する「プレーファスト」が重要です。他のプレイヤーを待たせないよう、次のショット準備を迅速に行い、すぐに打てる状態にしておきましょう。準備中は周囲に配慮し、プレーに支障を与えない範囲で行動することが大切です。また、後続組の進行を妨げないようペースを意識しましょう。
ゴルフ場での服装ルール
ゴルフ場では、適切な服装を守ることが基本的なルールです。マナーとしてふさわしい服装(ドレスコード)を心がけましょう。多くのゴルフ場でデニム、Tシャツ、スウェット類は厳禁です。これらはゴルフの格式を重んじる文化に反するため、入場を断られることもあります。男性は襟付きシャツにロングパンツ、女性は襟付きシャツと膝丈のスカートやパンツが推奨されます。ベルトの着用は任意ですが、整った見た目を意識すると良いでしょう。帽子はツバ付きのものが一般的です。
靴はソフトスパイクやスパイクレスが理想的ですが、一部カジュアルなゴルフ場ではスニーカーが許可される場合もあるため、事前確認が重要です。また、服装に不安がある場合はレンタルオプションを活用すると安心して楽しめます。
ゴルフを観戦するときの服装は下記の記事をチェック!!
ティーイングエリアでの基本マナーと注意事項
ティーイングエリアとは、各ホールのプレーをスタートさせる(最初の1打を打つ)エリアのことです。元々はティーインググラウンドと呼ばれていました。各ホールの第一打(ティーショット)を打つ場所でも基本的な守るべきことがあるのでご説明いたします。
ティーマークを守る
ティーマーカーは、ショットの位置を決める大切な基準であり、無視するとルール違反になります。ティーショットは、ティーマーカーを結ぶラインからクラブ2本分の範囲内で行わなければなりません。この範囲を超えると、2打罰が科せられ、正しい位置から打ち直すことになるので注意が必要です。さらに、ティーマーカーを故意に動かしてしまうと重大な違反となり、競技失格に繋がることもあるので注意しましょう。
ティーショットのマナー
アドレス(ボールを打つ際の構え)に入ったら、素振りは1〜2回に留めて短時間で済ませましょう。打球後も迅速に次の打球位置へ移動することで、全体の進行を円滑に保てます。
他のプレイヤーがアドレスに入ったら、会話を控え、クラブの出し入れ時に金属音を立てないようにし、集中を妨げないようにしましょう。最近では、スマートフォンのシャッター音にも気を配り、撮影はボールのインパクト後に行いましょう。また、打者の視界に入らないように、主に打者の後ろに立つのが安全でかつ、相手を配慮した立ち位置だと思います。
使用したティーの回収
ティーグラウンドでのショット後は、マナーを守って速やかに行動しましょう。次のプレイヤーの邪魔にならないよう、すぐにティーグラウンドを離れることが大切です。ティーマークを傷つけないよう注意し、使用したティーは必ず拾いましょう。移動する際は他の人のプレーを妨げないよう気を配り、次のショットに備えて準備を整えておくとスムーズです。
グリーンでの基本マナーと注意事項
ゴルフ場のグリーンは、最も神経を使うエリアです。芝と他のプレイヤーの集中を切らさないためにも走ってはいけません。歩くときは足を引きずらないよう注意するなどルールがいくつかあります。
こちらでは、グリーンでの知っておくべきその他マナーを紹介します。
立ち位置とボールマークについて
グリーンでの基本マナーとして、他のプレイヤーがパッティングする際は、立ち位置に気を配る必要があります。視界の外、かつボールとカップを結ぶラインを避けた場所に立つことが必須です。影がパッティングラインにかからないように注意もしてください。
また、正しくボールをマークする際はパッティングラインを妨げないようにしなければなりません。ボールの真後ろにコインや専用マーカーを置いて、正確に位置を記録することが大切です。グリーンを傷つけないよう絶対に走らず、丁寧な動作を心がけてください。
ピッチマークの正しい修復方法
ボールがグリーンに着地した際に生じるピッチマークは、放置すると後続のプレイヤーのパットに悪影響を与えてしまいます。ピッチフォークを使い、外側から中心に向かって丁寧に持ち上げるように修復してください。自身のマークだけでなく、見つけたピッチマークも直して、みんなのプレー環境を守るという意識をもってください。
バンカーでの基本マナーと注意事項
ゴルフのプレー中、バンカーでの振る舞いは、他のゴルファーやコース管理者に大きな影響を与えることがあります。ただでさえ、バンカーにボールが入って際は、ボールを外に出すことに気を取られてしまうと思います。初心者の方は特にバンカーを避けることは難しいと思いますので、バンカー内ではクラブを砂に触れさせないようにし、下記のような最低限のマナーだけは頭に入れておきましょう。
バンカーに入るとき
ボールに近い低いヘリ部分から入り、砂を乱さないよう注意します。打球方向を考慮し、足跡がプレーに影響しないよう工夫して、ゴルフマナーを守りながらプレーをしてください。
バンカーを出るとき
バンカーショット後は必ず砂をならして元の状態に戻すのがゴルフマナーの基本です。まず、ボールが無事に脱出したか確認し、自分の足跡やショット跡をレーキでならす。砂はホールに平行、またはピンに向かって均等に広げ、偏りが出ないように整えます。退出時は、入った場所から後ろ向きに足跡を消しつつ移動する。レーキはコースの邪魔にならない場所に置くのが望ましいです。また、靴や衣服の砂を払ってから移動し、コースを清潔に保つのがゴルフマナーです。
ゴルフ初心者におすすめの準備と心構え
ゴルフをより楽しむためには、効率的な練習と仲間と共有する工夫が欠かせません。初心者でも取り組みやすい練習法や、SNSを活用したイベント情報の探し方を知ることで、ゴルフの魅力がさらに広がります。こちらでは、スキルアップと楽しさを両立させるためのポイントをご紹介します。
効率的なゴルフ練習法
ゴルフ初心者が上達するには、効率的な練習と通いやすい練習場選びが大切です。スイング練習では軽量クラブを使い、フォームを確認することが基本です。特に7番アイアンは安定したショットを習得するのに適しています。さらに、パッティング練習を加えることで距離感を身につけ、スコアアップにつなげましょう。
練習場はアクセスの良さを重視すると継続しやすくなります。初心者向けレッスンやレンタルクラブがある施設、最新シミュレーターが設置された練習場を選ぶと、より効率的に練習できます。
SNSで見つけるゴルフイベント情報
ゴルフは一人でも楽しめますが、仲間と共有することでその魅力がさらに広がります。地域のゴルフサークルでは、練習会やイベントが定期的に開催され、初心者でも気軽に参加可能です。地元の掲示板やSNSを活用して情報を探してみましょう。
SNSでは「#ゴルフ初心者」などのハッシュタグを使うと、初心者向けイベントや練習場の口コミが見つかりやすくなります。また、地元ゴルフ場が主催する初心者向けイベントでは、実践的なレッスンを受けながら新たな仲間と出会えます。
ラウンドデビュー前にチェック!持ち物リストで安心準備
グラウンドデビュー前に練習として打ちっぱなしに行き、何十球、何百球打ちまくるのは、ストレス発散にもなりますし最高です。しかし、やっぱり、広々とし、芝生、木々に囲まれた広大なゴルフグラウンドでプレーをしたいですよね。何をもっていけば分からない不安に溢れた初心者の方に、持ち物を紹介します。
必須の持ち物
まずは、ラウンドを回るのに最低限なくてはならない持ち物を紹介いたします。
- ゴルフクラブ:最大14本(もちろんゴルフバックに入れてください)
- ゴルフシューズ:ゴルフ場で必ず履き替えるようにしてください
- ゴルフボール:初心者は予備のボールは多いに越したことはありません
- ゴルフグローブ:スイング時に雨や汗で滑ってクラブを飛ばすことは避けたいですね
- ティーマーカー:ドライバー用のロングティーとアイアン用のショートティー
- バック:プレー中に必要な水分やタオルなどを入れてカートに入れておく用のもの
- 着替え:ドレスコードを忘れずに!
あったら便利なもの
ゴルフラウンドの快適さは、持ち物の準備で大きく左右されます。
特に、天候や長時間プレーに対応する工夫が必要です。
雨具、防水グッズ
突然の雨に見舞われることもあるかと思います。そのため、折り畳み傘や合羽も念のためもっていくとよいでしょう。キャディバッグ用の防水カバーがあれば、貴重品を雨から守ることができるのでお勧めです。
日焼け、熱中症対策グッズ
夏の暑い時期は特に直射日光から顔や首を守るために、つばの広いキャップやサンバイザーの用意をお勧めしています。また、高SPF50+やPA++++の日焼け止めをこまめに塗り直すことで、紫外線から肌を保護、涼感素材のアームカバーやフェイスカバーを活用すれば、快適さをさらに高めることが可能です。
水分補給も欠かせませんので、保冷機能付きボトルで冷たい飲み物をキープし、スポーツドリンクで電解質を補給することで、長時間のプレーでも体力を維持できます。
各種分析アプリや機器
テクノロジーを活用することで快適さを向上できます。スコア管理アプリをスマートフォンにインストールすれば、簡単にスコアを記録・分析可能です。さらに、GPS距離計測器を使えば、コースの距離を把握し、戦略的なプレーをサポートできます。プレー中はコンセントがないので、モバイルバッテリーなどあっても良いかもしれませんね!
ゴルフの距離計に関するアプリの記事を参考にしてください!

